まいまいブログ

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マイナンバー勉強会

今日は、先の国会で成立されました「共通番号制」、いわゆるマイナンバーに
ついての勉強会に堺市までお邪魔をいたしました。

この制度は、社会保障と税の共通番号制度として民主党政権時に提案され、
その後一度も審議される事無く廃案となっていたものが、ほぼ同じ内容で
自民党政権発足後に改めて提案、成立に至ったものです。
参議院選挙直前であり、ほとんど審議がなされない状態で成立しており、
多くの国民への周知はこれからだと感じます。

制度までの工程としては、2013~2014年にかけて、各自治体での調査説明、
2014年度にシステムの整備と条例制定の後、2015年に番号通知を行い
2016年1月からの利用開始となります。

この共通番号制に先立つものとして、「住基ネット」が位置しています。
住基ネットが導入される時は、大きな反対の声もあがった記憶がありますが、
今回の共通番号制については、世論のあまりなかったように感じます。
住基ネットとの比較では、民間で利用が可能となる他、積極的に社会生活に用いられる、
番号の変更が規制される、インターネットを用いた情報連携機能が加わる、
カードに顔写真を添付するなどの違いがあるようです。

この制度の問題点は少なからずあるようで
・共通番号制度を使用しなくとも、現在目指している情報連携が可能
・利便性のメリットが明確でない
・利用範囲は、政令などで決定出来るために、限りなく拡大し民間利用も多くなる
・警察や裁判情報は規制対象から外される
・カードを取得するには申請を行うが、実質的には強制的の可能性
・住基ネットの主体は自治体であったが、国の事務となる。(制度機構と民間事業者が主)
・共通番号を与えられない人の存在
・制度導入時の膨大な費用と毎年のランニングコスト
・情報の漏えいと犯罪使用の可能性
・個人情報やイデオロギーを国が管理し、国民が委縮する
など、多くがあるとのことでした。

アメリカや韓国では、様式は異なりますが、すでに共通番号制が導入され
長い月日が経過しています。先の問題をはじめ個人の情報保護の観点から
疑問の声も多くあがっており、導入についてはもっと慎重や議論が必要であると考えます。

しかしながら、私は共通番号制は必ずしも悪いことばかりではないと思っています。
私は、ハワイに住んでいたことがありますので、
アメリカのソーシャルセキュリティー番号、共通番号を持っています。
確か・・・運転免許所を取得するのに番号が必要であり、取得したのだと
思いますが、その後、生活のあらゆる場面で使用した記憶があります。
しっかりと生活をしている者にとっては、クレジットカードの取得時など、
初めての挑戦に対して、私達のような外国人には、
その人の生活をあらわすものでもあり、やさしい制度になりうると感じたこともありました。
アメリカには、しっかりとした戸籍などがなく、加えて移民が多い国ですので、
ソーシャルセキュリティー番号の様に、住民を把握する制度が必要であったのだと
考えます。また、国土も広いことや、これまでの日本の様に終身雇用ではないことも
必要性が生まれた要因であったと思います。

この制度対について賛否が分かれるところだと考えますが、
制度の必要性と費用対効果(民間企業も含めて、国での支出、自治体の
職務量と経費は確実に増加に対しての利便性や信頼性等)や
制度の先進国での問題点を再考した制度づくり、
制度が特定の企業の利益に繋がらないこと等について注視していきたいと思います。